益子と器と写真の展示「土と光」

自然豊かな益子の魅力を伝えます

アンパサンズが編集する益子の風景映像が流れる空間で、陶芸家・寺村光輔氏の器と、写真家・小野田陽一氏の写真の、展示を開催しました。アンパサンズは展示の美術設計から、様々なコラボレート作品の制作に携わりました。

1年間、益子の日々

小野田氏が魅了された、寺村氏の陶芸への姿勢と益子の風景。1年間、撮り続けた日々を1冊の写真集にまとめました。器と写真両方の青味を生かした印刷方法や、紙の質感、表紙の細部にもこだわりました。益子の穏やかで、優しい空気を感じてもらえるような、繊細な仕上がりのデザインです。

製本と箔押しのワークショップ

製本の技術の高さで知られる美篶堂さんを講師にお招きして、三つ目綴じ製本のワークショップを開催しました。展示の特別仕様として、表紙にはアンパサンズデザインの箔押しを、中表紙には小野田氏の写真を挟み、皆さんにオリジナルノートの製本を体験していただきました。

手作業の残るデザイン

寺村氏とアンパサンズのコラボレートによる益子焼のプレートを、展示会限定品として制作しました。また今回の特別仕様に合わせたオリジナルボックスもデザインしており、表面に施した箔押し印刷や活版印刷のメッセージペーパーなど、風合いにこだわった仕様です。布地の質感のボックスには、手書きで詳細を入れるスペースをつくり、人の手作業が残るデザインにしています。

益子焙煎の香りを包んで

益子のカフェスペース「1 1/2」のご協力の元、展示限定の珈琲豆を用意しました。焙煎具合に合わせて3種類の豆があり、各々のタグには写真集の見返しと同じ紙に、活版印刷と銅色の箔押しを施しており、空欄のスペースには豆の仕様を手書き文字で入れることで自家焙煎の温かみを感じてもらえるようにしています。

写真と器に寄り添った什器

写真の展示用にデザインした木製のフォトフレームをライスプロダクトさんに制作していただきました。四隅の継ぎ部分や額の内側などの細かな部分も丁寧に仕上げてあり、経年変化と共に外枠の色合いも楽しめます。他にも、フラワーベースに調和するウォールナット材と真鍮の什器もデザインし、写真と器が引き立つように制作しています。

展示の和やかな時間

展示期間中は様々なイベントを開催しました。大勢のお客様にお越しいただいたお陰で、賑やかな会場となりました。また、沢山の方々のお力添えもあり、無事に初の展示を終えることができました。皆さんの反応をダイレクトに感じることができ、私たちにとっても貴重な時間となりました。なにより、訪れた方々の心に穏やかな印象が残っていれば幸いです。

心地よい音色のスペシャルライブ

最終日には柳平淳哉氏と磯部優氏によるユニット「いろのみ」による一夜限りのスペシャルライブを行いました。 ピアノとリュートに繊細な電子音響を重ね、独自の表現を追求する彼ら。アンパサンズによる益子の風景動画と一緒にお楽しみいただきました。

CL : Non-Commercial Work
AD+D : ampersands